長くアケコンを使い続けると、どうしてもパーツがヘタってきてしまいます。
レバーがグラグラと、ニュートラルを維持できなくなってしまう症状に悩まされる方もいるのでは?
こういった症状が出ると、寿命だと割り切って、新品のレバーに買い替える方が多いと思います。
しかし、ちょっとまってください!
新品に交換するのはまだ早いです。
実はこの症状、直すことができるのです。
当記事では、
『アケコンのレバーがゆるくなってきたときの直し方』
を紹介します。
あなたのグラグラレバーも直る可能性があります。
ぜひ以下の説明を読んで、修理してみてください!
アケコンのレバーがゆるくなってきたときの直し方
レバーを修理する流れはこのようになっています。
- アケコンの蓋を開ける
- アケコンからレバーを外す
- レバーを分解する
- レバーを修理する
- レバーを組み立てる
- アケコンにレバーを装着する
- アケコンの蓋を閉める
1~2と6~7の項目については、以下の記事にて分かりやすく解説しています。
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アケコンのレバーの交換方法
続きを見る
当記事では、3~5について詳しく解説していきます。
ぜひ、ゆるくなったレバーが付いたアケコンを用意して、修理してみてください。
それでは、実際にレバーを直していきましょう!
レバーを分解する
アケコンから取り外したレバーを用意します。
レバー裏側のガイドを外しましょう。
四つの爪を同時に内側に押しながら、上に引っ張るとガイドが外れます。
▲4つの矢印を同時に押してガイドを外す。
▲ガイドが外れました。
ガイドを外すと、マイクロスイッチ付きプリント基板も外れます。
▲マイクロスイッチ付きプリント基板が外れた。
シャフト先端に付いている、Eリングを外します。
Eリング外しがあると便利ですが、普通家にはないと思います。
なので、マイナスドライバーで代用します。
下の画像のように、マイナスドライバーを使い、てこの原理でEリングを外します。
この時、外れたEリングが飛びやすいので、なくさないように注意しましょう。
▲てこの原理でEリングを外す。
▲Eリングが外れました。
▲一緒にP.Sパイプとスプリングも外します。
これで修理に必要なスプリングを取り外すことができました。
レバーを修理する
ゆるくなってグラついたレバーは、スプリングを調整することで直ります。
方法は簡単です。
『スプリングを伸ばす』
これだけで症状が改善されます。
下の画像のように、スプリングを上下に引っ張りましょう。
この時、引っ張り過ぎてはいけません。
伸ばすことはできても、縮めることが難しいからです。
これで、レバーのグラつきがなくなるはずです。
レバーを組み立てる
スプリングを伸ばしたら、レバーを組み立てていきます。
シャフトに
- スプリング
- P.Sパイプ
の順番にパーツを通していきます。
▲1.スプリングを通す。
▲2.P.Sパイプを通す。
2つのパーツを通したら、Eリングをシャフト先端にはめて固定します。
この時、ペンチなどを使ってEリングをシャフトにはめます。
▲シャフト先端の溝にEリングを差し込む。
▲ペンチなどでEリングとシャフトを挟み、Eリングをはめ込む。
▲Eリングがはまるとこのようになる。
マイクロスイッチ付きプリント基板をはめます。
この段階では固定はできないので、ただはめるだけです。
▲鉄板に対して端子が横になるようにします。
ガイドをはめます。
ガイドの表面が凸になっている方を外側にして押し込みます。
表裏逆でははまりませんので、すぐに分かります。
▲レバーにガイドがはまりました。
アケコンにレバーを装着する
アケコンへのレバー装着方法は、以下のリンクにて解説しています。
リンク先の『交換対象のレバーを取り付ける』から後の項目をお読みください。
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アケコンのレバーの交換方法
続きを見る
まとめ
長い間使い続けてグラグラ・クタクタになったレバーは、今回の方法で直すことが可能です。
あなたの使っているレバーに同様の症状がみられるなら、買い替える前にこの方法を試してみてください。
愛用のレバーで、この先も格ゲーができるかもしれませんよ。
