Victrix Pro FSには、脱着式レバー『The Link2』の他に、通常レバーシャフトが付属されています。
この通常シャフトは、脱着式レバーを使わない方用に付属されているわけですが・・・・。
『いざ、通常シャフトに交換しようと思ったらやり方が説明書に載ってないっ!』
どうやって交換するんだコレ・・・・。
▲説明書にレバーシャフトの交換の仕方が載ってない。
▲このレバーシャフトどうやって使うんだ・・・・。
というわけで今回は、
『Victrix Pro FSのレバーシャフトの交換の仕方』
を記事にします。
交換の仕方が分からない方は、当記事を読んでいただければ悩みが解決します。
それではレッツ交換~♪
Victrix Pro FSに付属しているレバーシャフトへの交換方法
先ほども記載したように、Victrix Pro FSには付属で通常シャフトが付いてきます。
このシャフトに交換するためには、アケコンに装着されているレバー『The Link2』を分解しなくてはいけません。
壊してしまいそうで心配かもしれませんが、やることは簡単なのでご安心ください。
では、以下より解説していきます。
Victrix Pro FSからレバーの脱着部分を外す
▲レバー交換に不必要な部分は外そう。
レバーの脱着部分を外しておきましょう。
この時、コードなどの邪魔になる部分も外しておくと、この先作業が楽に進みます。
Victrix Pro FSの裏蓋を開ける
▲中心手前の引き金を押して裏蓋を開けましょう。
▲すぐに内部にアクセスできるのは、Victrix Pro FSの強みです。
まず、アケコン内部にアクセスするために裏蓋を開けましょう。
ワンタッチで裏蓋が開閉できる仕組みになっています。
こういう作業時にとても便利な機能ですね♪
レバー本体のガイドを外す
レバーの裏にある透明な円盤をガイドといいます。
これを外していきましょう。
上の画像のように、四か所の赤矢印の向きに爪を押しながら、ガイドを上に引っ張ると外れます。
爪を折ってしまわないように注意しましょう。
▲上手に外れました。
レバー本体のマイクロスイッチ付きプリント基板を外す
▲基盤は留め具などを使用していないため、引っ張るだけで簡単に外れます。
基盤はガイドがはまっていることで固定されています。
ガイドが外れている状態ではユルユルです。
簡単に外れますよ。
▲簡単に取れました。
レバー本体のEリングを外す
Eリングを外します。
専用の工具を使用すると外しやすいですが、一般家庭にそんなものはありません。
一応、Amazonで買える専用工具のURLを貼っておきます。
専用工具のURL
こういった専門の工具はありませんので、小さめのマイナスドライバーで外します。
マイナスドライバーをEリングの穴にはめ込みます。
そして、てこの原理でEリングを外します。
えっ・・・・強引すぎるって?外れりゃいいのよ。
外す時にEリングが飛んでいかないように注意しましょう。
なくすと買わなくてはいけなくなります。
▲レバーシャフトから外れたEリング。
▲Eリング。
Mベース(レバー本体)からシャフトを外す
Mベースからシャフトを外しましょう。
天板側から引っ張ると取れますよ。
留め具などで止まっていないため簡単に外せます。
グリース※が手に付かないようにしましょう。
※ベトベトの油。手に付いても洗えば害はないです。
シャフトを外すと、P.Sパイプ、スプリング、S.Pパイプ、ワッシャーが同時に外れます。
落としてなくさないようにしましょう。
▲左からシャフト、P.Sパイプ、スプリング、S.Pパイプ、ワッシャー
レバーを構成するパーツ
▲これらのパーツの集合体がレバーになる。
Victrix Pro FSのレバーを分解すると、多くのパーツに分かれます。
細かいパーツが多いので、失くさないようにしましょう。
また、以下の記事にてレバーのパーツの説明をしています。
パーツのことを詳しく知りたい方は読んでみてください。
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アケコンのレバーを構成するパーツの種類と役割を解説します
続きを見る
通常シャフトへ交換する(組み立て編)
ここから先は、付属で付いてきた通常シャフトとレバーボールを使用し、パーツを組み立てていきます。
ワッシャー~Eリングまでを取り付ける
Mベースにワッシャーを付けます。
Mベースの中心をよく見ると、ワッシャー取り付け用のくぼみが空いています。
ここにワッシャーをはめましょう。
ワッシャーの向きは、グリースが付いている側をMベースに当たるように取り付けます。
▲Mベースにワッシャーを取り付けた姿。
Mベースに通常シャフトを取り付けます。
▲通常シャフトとレバーボール。
アケコンの天板側から、通常シャフトのネジが切ってある方が見えるように取り付けます。
取り付ける際、ベアリングの穴に通常シャフトを通します。
下の画像のように取り付けます。
▲天板側。
▲アケコン内部側。
アケコン内部側から、S.Pパイプ・スプリング・P.Sパイプの順にシャフトへ挿入します。
▲見にくいが、シャフト根元にS.Pパイプがはまっている。S.Pパイプは凸側が外になるようにはめる。
▲スプリングをはめる。
▲P.Sパイプをはめる。画像のようにP.Sパイプのスリムな方が外になるようにする。
アケコン内部側の、シャフト先端側面の切れ込みにEリングをはめます。
▲シャフト先端側面には切れ込みがある。ここにEリングをさしこむ。
ペンチなどで完全にはめ込みましょう。
この時、P.Sパイプを挟まないように注意!
▲ペンチで挟むのはEリングとシャフトのみ。P.Sパイプは挟んで傷つけてはいけない。
マイクロスイッチ付きプリント基板・ガイドをはめる
マイクロスイッチ付きプリント基板をはめます。
緑の基盤側が中側に来るように取り付けます。
ガイドをはめます。
ガイドの突起がある方が、外側になるようにしましょう。
表裏逆でははまらないため、間違える心配はありません。
The Link2からパッキンを外す
『The Link2』に付いているパッキンを取り外しましょう。
取り外す際は、六角レンチが必要になります。
▲六角レンチはVictrix Pro FSの蓋の裏に付いています。
六角レンチを『The Link2』のシャフト内の六角穴に差し込みます。
そして、下の画像のように回してレバーボールを外しましょう。
▲レバーボールが簡単に外れました。
レバーボールが外れたので、パッキンを取り出します。
▲無事、パッキンを取り外しできました。
シャフトカバー・パッキン・レバーボールを取り付ける
アケコン天板側からシャフトカバー・パッキンの順にシャフトへ通していきます。
▲シャフトカバーを取り付けた画像。
▲パッキンを取り付けた画像。パッキンは模様がある方が上になるようにする。
レバーボールを仮付けします。
アケコン天面側のシャフトネジ部に、レバーボールを回して仮付けしましょう。
▲レバーボール側には雌ネジが切ってある。
ある程度までいくと、クルクルと回って、レバーボールを締め切ることができなくなるはずです。
▲このままでは、いくら回してもレバーボールが締まらない。
レバーボールを締めるために、アケコン内部側のシャフト先端に、マイナスドライバーをさしこみます。
マイナスドライバーをさしこんだら、マイナスドライバー・レバーボール共に、時計回りに回しましょう。
これでレバーボールが締まりました。
Victrix Pro FSの裏蓋を閉めたらシャフト交換の完成!
Victrix Pro FSの裏蓋を閉めましょう。
おつかれさまでした。
これで通常シャフトへの交換が完了しました!
まとめ
説明がかなり長くなってしまい、難しそうなイメージを持ってしまったかもしれません。
しかし、実際に作業をしてみるととても簡単です。
Victrix Pro FSを持っている方は、通常レバーに交換してみてはいかがでしょうか?

こんな方は通常レバーへの交換がおすすめ
- 『The Link2』が手に馴染まなかった方
- 『The Link2』の交換パーツが販売されてないのを知って、もったいなくて使えない方
